バージンロードを爆走中

すきなものをすきなだけ

『ネオン・デーモン』〈原題: The Neon Demon〉

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ネオン・デーモン

 

公開翌日に見てきました。

わたしの直前でパンフレット*1が売り切れた衝撃は忘れない。

 

まだ幼さの残るエル・ファニングの絶対的な可愛さ、儚さ、そして危うさ。それらが作品の中で飛び飛びに現れ、混ざり合う。

初めのうちは「田舎から出てきた内気そうな少女」に観客は感情移入するだろう。しかし徐々に、彼女の内に秘められたナルシシズムに気付く。違和感を感じつつ見守る観客を余所に、物語はジェットコースターのようにスピードをもって走りだす。エンドロールが流れ出す頃にハッと我に返って思うのだ。「わたしたちは一体誰で、何を観ていたのだろう」と。

「あのカメラ小僧のボーイフレンドはどうなったんだ?」とか「メイクアップアーティストの女性は死んだのか?」「というか隣の部屋の女の子はどうなった??」といった細かい疑問点は沢山ある。

しかし、おそらくそれらは関係ないのだ。ブツ切りになって観客的には意味不明な要素はきっと、監督が伝えたかったメッセージとは重要な関係を結んでいない。だから「わたしたち」にとっては中途半端な状態で切り捨てられている。

「美という絶対的な存在の前では、全てのものが無に還る」

エレクトリックな音楽に合わせて流れる夢のように美しい映像。万人受けはしないと思うが、観る価値は十分にある。しかし、もう二度と見返すことはないだろう。


そして、これだけはどうしても言いたいのだが、モーテルの管理人にキアヌ・リーブスを起用するのは余りにも贅沢すぎだ。こんなの、その辺の通行人Aレベルの駆け出し俳優で良いのでは?

 

pics:

狂気的な展開を期待させる冒頭のシーン。

写真は下記から拝借しました。

 

gaga.ne.jp

 

 

*1:翌日、バイオハザードをMX4Dで観るという名目のもと新宿へ繰り出して入手。

はじめに

 

また懲りもせずブログをはじめるぞ~!!

三日坊主どころか二日続けることも難しい飽き性ですが、記録用にがんばります。マッスルマッスル。今のところ日記としては知人に貰った10年手帳なるものも所持しているんですが、こちらは先月から更新しておりません。ああん。

 

しかし、時を遡ればかの有名な『徒然草』の吉田兼好も「徒然なるままに~」とか思いながら書いたものが後世で有名になったわけですし、わたしも今のうちにこっそり自伝とか書いておけば数十年後ベストセラーになるかもしれない。無きにしも非ず、ってやつですよ。サインの書き方なら小学生のときに習得済み。問題なし。

 

photo:

名古屋港水族館マンボウ

 

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